「ティーン・ビーチ」ギャレット・クレイトン、ゲイであることをカミングアウト

ギャレット・クレイトン

ディズニーチャンネルのオリジナル映画「ティーン・ビーチ」シリーズなどへの出演で知られる、俳優のギャレット・クレイトン(27)が、自身がゲイであることをカミングアウトした。

ギャレット・クレイトンがカミングアウトを決意したのは、最新出演映画「Reach(原題)」に触発されてのこと。彼はこの作品で、自殺を考えるティーンエイジャーを演じている。彼は「とても深刻で、タイムリーなトピックを扱っている」この作品に、「個人的にも触発された」として、インスタグラムにて自身の性的指向を明らかにした。

「この作品の脚本を読んだとき、すぐにこれは自分が出るべき作品だとわかった」と話すギャレット・クレイトンは、自身も家族の自殺、高校でのひどいいじめ、そして彼自身と、交際中の恋人は、ともに地元での校内銃撃事件を経験したことがあることを告白した。これらのトピックは「気楽に語れるものではないけれど、自分にとっては身近で、どれだけ深刻なものかを痛感している」と、正直な思いをつづっている。

このとき彼は自分は、ブレイク・ナイトという男性と、長年付き合っていることを明かし、自身がゲイであることを明らかにした。ふたりはこれまでもお互いのSNSに登場することはあったものの、公に交際を認めたのは、これが初めてのことだ。

ギャレット・クレイトンは、新作への思いや、自身の交際について自ら明かしたことについて、「プロとして、自分自身として、みんながとても身近な存在だからこそ、雑誌やネットで報じられるより、自分で公表することが大切だった」としている。

ギャレットは新作「Reach」について、「この作品は、ぼくが挙げた問題を心から気にかけている人たちの視点で描かれたもの」だと説明。なお、「Reach」で演じた役柄の性的指向については触れておらず、「彼のセクシャリティについては(劇中で)掘り下げていないんだ。彼は自分の人生を考えるのに必死で、デートについて考えている余裕はないから」と述べている。

恋人ブレイク・ナイトは、ギャレットの決断について「とても誇りに思う」とコメント。「彼は多くのことを乗り越えて、誰より大きなハートを手に入れた。ハンサムで、才能豊かで、おもしろくて、優しくて、愛さずにいられると?!」とのろけている。