米アカデミー賞、2019年から新たに「人気映画」賞を追加

米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは、2019年から新たに「人気映画(Outstanding Achievement in Popular Film)」賞を追加することを発表した。E!Newsなどが伝えている。

2001年以来初めて新たな部門が追加されることになった米アカデミー賞。その理由の一つとして視聴率の低迷があるという。今年2月のアカデミー賞の授賞式の視聴率は過去最低を記録。視聴者は2650万人で、前年より19%も下落した。

さらに4時間近い授賞式を3時間に短縮する方針も明らかに。また2020年に行われる第92回アカデミー賞授賞式は、2月9日開催と従来より早めに開催することも発表した。

「人気映画」賞を追加することで、評論家や映画関係者の評価だけでなく、世間でヒットした作品も評価の対象となる。また新たな部門追加で再び視聴率を上げようと試みているようだ。

近年、マーベルやDCコミックスなどスーパーヒーロー映画が人気で、すでに多くのメディアやネットでは、新部門ではマーベルの「ブラックパンサー」が受賞するのではないかと盛り上がりを見せている。