ラッパーのマック・ミラーが、過剰摂取のため、26歳で死去。その責任は、元恋人アリアナ・グランデ(25)にあるとして、彼女を責める声がある。
マック・ミラーは、2016年8月から2018年5月まで、アリアナ・グランデと交際。米TMZは彼の死が明らかになると、「アリアナ・グランデとの破局以来、依存症が悪化していた」と報道。アリアナの破局から間もなく、彼が自動車事故を起こしていたことと合わせて、恋人との別れが生前のマック・ミラーを追い詰めたかのように伝えた。
また、かねてより、アリアナ・グランデがマックとの破局から間を置かずにピート・デヴィッドソンと交際を開始、婚約したことから、「浮気では?」と勘繰る向きもあった。そのためマック・ミラーが命を落とすことになった遠因は、アリアナ・グランデにあるとして、彼女を責める者も。
彼女のツイッターアカウントには、「おまえが彼を殺したんだ。信じられない。責任を感じろ! 犬のクソみたいに彼を捨てた」「アリアナ・グランデとピート・デヴィッドソンが死ぬほどみじめな思いをすればいいのに」という目を覆いたくなるようなコメントが寄せられており、ひどいものになると「おまえが死ね」といった投稿すら見られる。
しかしマック・ミラーは、アリアナと交際を開始するより前の2015年の時点で、「薬物を完全に断てたわけじゃない」と、自身が依存症であることを明らかにしていた(Billboardのインタビュー)。当時は自身について「100パーセントクリーンなわけじゃないが、クソ野郎ではない」と述べていた。
アリアナ・グランデへの的外れな批判を「恐ろしい」と報じたCosmopolitanは、「マック・ミラーは、失恋を理由に亡くなったわけではない」と強調。彼女を責めるのは筋違いの行為であり、マック・ミラーの人生をたたえたいのであれば、依存症に対する正しい知識を身に着けることが重要だと説いている。