テイラー・スウィフト(28)が、自身のお尻を触ったとしてDJを訴え、裁判で勝ってから1年。改めて当時の思いを語った。
コンサートの舞台裏で、「テイラー・スウィフトのお尻を触った」として、元DJの男性は失職する羽目に。しかしこれは濡れ衣だとしてテイラーを訴えた。これに対してテイラーは、セクシャルハラスメントは事実だとして逆訴訟を起こし、1年前の8月14日に勝訴と、賠償金1ドルをもぎ取った。
今年の8月14日、フロリダ州タンパで「Reputation」ツアー公演を行ったテイラー・スウィフトは、ファンに対して当時の不安や、感謝を吐露。涙をこらえながら、かつての自分と同じようにセクハラと戦う被害者たちへエールを送った。
「1年前、私はタンパのスタジアムで公演していなかった。私はコロラド州デンバーの裁判所にいたの。判事が私の訴えを認めてくれた日であり、みんなが私を信じてくれた日よ」
「世の中には、本当のことを放しても信じてもらえなかった経験のある人がいると思います。またどうせ信じてもらえないからと、声を上げることを恐れている被害者もいる。私は信じてもらえなかった人たちに、心から気の毒な気持ちでいっぱいです。だってもし私の身に起きたことが誰にも信じてもらえなかったら、私はどうなっていたか、わからないんだから」
テイラー・スウィフトは改めて、「人生の本当にひどい時期に」支えてくれたというファンたちへ、「心から感謝しています」と礼を述べている。
「私がみんなに感謝したいのは……ミート&グリートや、ショーが終わった後、みんなに会うと、自分のつらかった体験を話してくれるよね。そんな打ち明け話をするくらい、みんなが私を信頼してくれたことを、すごくありがたいと思っているの」
有名人として生活するうえで、「みんな、私にいいときも悪いときもあるって知っているよね」とテイラーは観客へ語りかけている。
「伝えたいのは、みんなに会えて私は幸せ、みんながいて、みんなが私のいいときも悪いときも知ってくれているから、私は幸せってこと。ごめんね、こんなことあんまり話してこなかったんだけど、落ち着いていられなかったんだよね」