「ファースト・マン」絶体絶命の一部始終を切り取った本編映像が到着

デイミアン・チャゼル監督が追求したリアルな宇宙体験の一部始終が到着。絶体絶命のジェミニ計画の様子を映し出した本編映像が解禁。

今回到着したのは、アポロ計画の前に実行されたジェミニ計画での一部始終を切り取った本編映像。人類初めての地球軌道上でのランデブー&ドッキングを目標とするミッションを無事に成功させた二人だが、それもつかの間、突如思わぬ機械トラブルに見舞われ、宇宙船が超高速スピンで回転!しかし、激しく揺れる船内にいてもニールはドッキングしたアジェナを引き離してみたり、臨席のデイヴ・スコットに指示を出したりと冷静な対応をみせる。

宇宙という未知の領域で、成す術もなく絶望的な状態へ陥ったニールは、デイヴとともにこの危機を無事脱出することはできるのか…!?デイミアン・チャゼル監督がリアルを追求したという臨場感たっぷりの映像にただただ圧倒されること間違いなしの映像に仕上がっている。

観ているだけで、宇宙船内でミッションを共にしていると錯覚するようなシーンが尋常でない緊迫感とともに展開していく本映像だが、監督を務めたチャゼルは「ジェミニ8号やアポロ11号といった宇宙船等のセットは実物大のものを作った。俳優たちは宇宙服を着て、コンピューター制御のセットに乗り込み、前後左右に揺さぶられていた。3Dシミュレーターと同じで、小型カメラを仕込み、乗組員の目線で撮影したんだ。彼らの心情まで捉えたかった。それが、本作の宇宙空間の表現だ。彼らと同じ光景を見て、恐ろしいほど狭苦しく、頼りない宇宙船を体感してほしい」と撮影に込めたこだわりについて語っている。一方、実際の宇宙飛行士とほぼ同じ環境のなかで撮影に挑んだライアンは「監督が目指していたのは操縦席に座っているような臨場感のある映像だ。あの計画がどれだけ苛酷で、危険だったかを伝えようとしてる。僕は、本職の宇宙飛行士とは比べられないけど、彼らの苦悩を少しばかり味わうことができた。ミッション中のシーンを撮影する時は僕も宇宙服姿でセットに閉じ込められたんだ。6時間から8時間くらいね。中ではほとんど体を動かすことができず、ひたすら座っているしかない。外を眺められる窓もごく小さかったよ」と、徹底的に作り込まれた状況を振り返っている。

公開情報:

原題:『FIRST MAN』

全米公開:10月12日

監督/製作:デイミアン・チャゼル(『ラ・ラ・ランド』(17)、『セッション』(15)

出演:ライアン・ゴズリング(『ラ・ラ・ランド』(17)、『ブレードランナー 2049』(17)、クレア・フォイ(『蜘蛛の巣を払う女』(19)、カイル・チャンドラー(『キャロル』(16)、ほか

製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、アダム・メリムズ、ショジュ・シンガー

脚本:ジョシュ・シンガー(『スポット・ライト 世紀のスクープ』(16)、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(18)

音楽:ジャスティン・ハーウィッツ(『セッション』(15)、『ラ・ラ・ランド』(17)※作品公開年は全て日本公開年

原作:「ファーストマン:ニール・アームストロングの人生」著/ジェイムズ・R・ハンセン

配給宣伝:東宝東和