中国山東省出身で、ハリウッドや日本でも活躍する女優のファン・ビンビン(范冰冰、36)の行方が不明になっている。
ファン・ビンビンは映画「アイアンマン3」「X-MEN: フューチャー&パスト」、日本ではウーロン茶のCMなどに出演し、「世界で最も有名な中国人女優」の一人。Just Jaredなどによると彼女の姿が最後に見られたのは7月1日で、SNSの最後の更新は7月23日。この約2か月間、行方が明確でないという。
ファン・ビンビンの消息に関しネット上では様々な憶測が飛び交っており、「中国当局に拘束されている」「アメリカのロサンゼルスに亡命した」などと噂されている。
実はファンは以前、彼女の名前が載っている脱税計画の書類がリークするというスキャンダルを起こしている。さらに中国の芸能界では裏報酬を受け取る脱税手口が横行しているようで、国営放送CCTV(中国中央電視台)の元キャスターが5月に「ファン・ビンビンはたった4日間の仕事で6000万人民元(10億円)を受け取った」「脱税のために『陰陽契約(裏の契約を結ぶこと)』を使っている」と告発した。裏報酬や脱税の疑惑に関して、彼女の代理人は否定している。
さらに中国で行われた、“どの俳優が最もいいお手本か”といった趣旨の投票「映画・TVスターの社会的責任」2018年版によると、ファン・ビンビンの獲得票は0ポイントで、最下位であったという。
ファン・ビンビンは次回、ハリウッド映画「355(原題)」に出演が決まっており、ジェシカ・チャスティン、ペネロペ・クルス、ルピタ・ンニョンゴら豪華キャストと共演予定だ。