自身のSNSで初めて自分の政治的意見を述べた歌手のテイラー・スウィフトだが、その影響力はやはり絶大だった。彼女の投稿後、有権者登録数が一気に増えたという。
「有権者登録」とは、アメリカで投票を行うプロセスのひとつ。市民はまず有権者登録をして、投票する権利を得なければ投票することができないのだ。有権者登録は現在の住居地で行い、もし引っ越した場合は新しい住居で登録し直さないといけないなど、少し手間がかかる。テイラーは今回、有権者登録をし投票をすることを呼び掛けた。
BuzzFeed Newsによると、テイラーがこの政治的コメントを発表してから24時間で、なんと有権者登録をした人が6万5千人増えたという。特にテイラーが登録しているテネシー州では、投稿から現在まで5183人が登録したといい、大きな影響が見られたようだ。
有権者登録のオンラインサイトVote.orgのディレクター、カマリ・ガスリンさんは「テイラーの投稿以降、サイトのアクセス数が急上昇しました。テイラーに感謝します」と話しているという。
テイラーは10月8日、インスタグラムにて「私はつねに人権を守り、そのために闘う候補者に投票している。LGBTQの権利のために闘うことを信じているし、性的指向や性別に基づく差別は間違っている。肌の色、性別、誰を愛するかにかかわらず、すべてのアメリカ人の尊厳のために戦う意向のない人に投票することはできないわ」などと政治的コメントを発表。また、民主党の議員を支持することも表明した。