「シャット・アップ・アンド・ダンス」が世界中で大ヒットした、人気バンド「ウォーク・ザ・ムーン」が、音楽フェス「サマーソニック 2018」出演のため、約3年ぶりの来日を果たした。
「ウォーク・ザ・ムーン」はアメリカ・オハイオ州出身の4ピース・バンド。2012年に「ウォーク・ザ・ムーン」でメジャー・デビュー。「アナ・サン」「タイトロープ」等のシングル・ヒットと精力的なツアーでファンを広げていった。
そして80年代のフレイヴァーが絶妙にちりばめられたシングル「シャット・アップ・アンド・ダンス」は、米ビルボード「HOT100」チャート 9 週連続トップ5入り、全英チャート3週連続トップ5入り、日本のiTunesオルタナティヴ・チャートでは堂々1位を獲得するなど世界的ブレイクを果たした。
そんな「ウォーク・ザ・ムーン」に、TVグルーヴは単独インタビューを実施。久々の来日についてや、「サマソニ」大阪公演の反響、そして新アルバム「ホワット・イフ・ナッシング」に込めたアツいメッセージについて語ってもらった。
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――久々の日本はいかがですか?
ニコラス:日本が大好きだよ!世界の中でも一番好きな国だよ。
――8月18日に「サマソニ」の大阪公演を行いましたよね。反響はいかがでしたか?
ニコラス:ショーはすばらしかったよ!想像以上に人がたくさん集まってくれて、盛り上がって、とっても楽しかったよ!日本のファンのために新曲も披露できてうれしかった。
――日本のファンと他国のファンの違いって何かありますか?
ショーン:日本のファンは音楽をしっかりと聴いてくれるよね。丁寧で、曲を披露する度に盛大に拍手をしてくれるんだ。そして手を挙げて一緒に歌ってくれて。だから大阪公演もとってもすばらしかったよ。
――2017年11月に通算3枚目となるアルバム「ホワット・イフ・ナッシング」をリリースされましたよね。こちらはどういったアルバムになっていますか?
ニコラス:「シャット・アップ・アンド・ダンス」から少し時間が空いたけど、かつてないほど最高の音楽を作ってカムバックを果たしたよ。そして新作はこれまでとは少し違うんだ。よりダークで危険なテイストが入っていて、未来的になっているんだ。収録曲の「ワン・フット」は、ツライ時期を乗り切る、未知なることに立ち向かうためのサウンドトラックとなる楽曲なんだ。
――そのアルバムからの楽曲「ワン・フット」はアルバム全体のテーマを要約した曲だと明かしていましたが、この曲に込めた想いを教えていただけますか?
ニコラス:新アルバムを作っていた時、アメリカは大きく移り変わる時期を迎えていたんだ。ドナルド・トランプがアメリカ大統領に選出された時だよ。それこそ未知なることに直面して、この先どうなっていくんだろう?と感じたんだ。そしてぼくたちバンドメンバーも個人的な生活でも、今後バンドとしてどうしていくか悩んでいた時期でもあり、だから楽曲「ワン・フット」は、恐怖や未知なることに直面して立ち向かう曲となっているんだ。
――「ワン・フット」のミュージックビデオもとてもパワフルですよね。映像でもそれを表現しているのでしょうか?
ニコラス:「ワン・フット」のMVは、米カリフォルニアにあるジョシュア・ツリー国立公園で撮影したんだ。とても特別な場所で、所々に風変わりな木の生えた砂漠平原でエイリアンが出てきそうな場所なんだ。そういった変わった場所で撮影するのがいいなと感じたし、どこか異世界からこの世界に戻ってくるというような表現をしたかったんだ。
【動画】「ワン・フット」
――これまでは80年代のキラキラしたシンセポップというイメージがありましたが、今回からよりロック色が強くなったように感じました。
意識したというよりは自然とロック色になっていったんだ。感じたように作っていったらそうなったよ。
――最後に日本のファンへメッセージをお願いします。
みんなこんにちは「ウォーク・ザ・ムーン」です!日本が大好きだし「サマソニ」ではすばらしい時間を過ごせたよ!また会いましょう!
(インタビュー終わり)
【動画】「シャット・アップ・アンド・ダンス」
【リリース情報】
ウォーク・ザ・ムーン|Walk The Moon 3rdアルバム
『ワット・イフ・ナッシング|What If Nothing』
絶賛発売中!!