マシュー・グレイ・ギュブラー、「クリミナル・マインド」キャストから親友・恋人・関わりたくない人を選ぶとすれば? ジョーク満載、爆笑来日インタビュー(1/2)

マシュー・グレイ・ギュブラ-

人気海外ドラマ「クリミナル・マインド」より、スペンサー・リード役を演じるマシュー・グレイ・ギュブラー(38)が2年ぶりに来日。TVGrooveのインタビューに応じてくれた。

ご存じ「クリミナル・マインド」は、犯人の行動を分析=プロファイルすることによって、凶悪事件を解決に導くFBIの活躍を描いた人気ドラマ。マシュー・グレイ・ギュブラーは、シーズン1よりIQ187の天才捜査官“ドクター”スペンサー・リード役を演じている。

インタビューの場に現れたマシューは、今日も上機嫌。メディアやスタッフに気さくに話しかけながら、場の空気を和ませてくれた。また、傍らには「前日に遊びに行った」という東京ディズニーシーで手に入れたと思われる、ダッフィーのコインパースが。一同をジョークで笑わせながら誰よりはしゃぐマシューを、そっと見守っていた。

マシュー・グレイ・ギュブラー

「クリミナル・マインド」マシュー・グレイ・ギュブラー、「もう囚われの姫君とは呼ばせない!」 演じるDrリードの進化を語る、来日インタビュー(2/2)[ネタバレ]

2018年8月13日

――日本では8月から再びシーズン1が放送されます。いま振り返ってみると、当時の自分をどう思いますか?

マシュー: 彼はすごく変わったよね。そのことをうれしく思うんだ。映画と違って、テレビのキャラクターはあまり変化しないことが多い。開始当時から、ぼくはシーズンごとに始めから終わりまで流れを作って、アーチのように変化があるキャラクターを演じたいと思っていた。だから満足しているんだ。

(髪型もピッチリしていましたよね。スーツを着たモーガン、地味なガルシアと、他のキャラクターの描き方もずいぶん異なります。意識的に変化させようとしたことはありましたか?)

マシュー: 番組がはじまったころは、まだ10歳だったからね(笑)。ぼくというより、テレビが変わったんだ。かなりお堅いところもあったんだよ。髪型っていうのは、唯一役者が自分でコントロールできる部分なんだよね。相談もせずに自分でカットして、あとから嫌な顔をされたこともあったよ(笑)。

「クリミナル・マインド」

いまでは貴重なピッチリリード
© 2004 Touchstone Television. All rights reserved.

マシュ―: それに毎年撮影がない夏には、映画に出演してきたんだ。作品のために、髪型をいじったり何かおかしな手を加えるんだけど、それがそのまま「クリミナル・マインド」へ反映されている。たった2分しか出番がないのに、髪をやたら伸ばしたこともあったよ。その髪型がどんなキャラクターか理解を深める助けになると思ったから、そのまま「クリミナル・マインド」の撮影に戻ったよ。

――今月、シェマー・ムーアさんが来日されていたのですが……

マシュー: んっふふふふ(と笑いはじめて)じゃあシャツを脱ごうかな。

一同: (笑)

――イベントでは「プリティ・リッキーとブラウン・シュガー、どっちが好き?」と問いかけ、会場中が大盛り上がりでした。

マシュー: アッハハ! そんなこと聞いたの?
(「今日だけはブラウンシュガー派ということにして!」とおっしゃっていたのですが、今日は一同、プリティ・リッキー派ということで。笑)イェー!! アリガトウゴザイマス! ありがとう、ありがとう!!

――話はそれましたが、シェマーさん含め、いまではオリジナルキャストはほとんど降板してしまいました。シーズン1から出演を続ける立場として、責任を感じることはありますか?

マシュー: もちろん感じるよ。そして光栄なことでもある。(シーズン1のポスターを見て)もうぼくしか残っていない!

「クリミナル・マインド」シーズン1

「クリミナル・マインド」シーズン1
© 2004 Touchstone Television. All rights reserved.

マシュー: JJ(A・J・クック演)はパイロットには出ていたけど、ガルシア(カーステン・ヴァングスネス演)はレギュラーじゃなかったよね。責任感もあるけれど、同時にこれだけ長い間、このストーリーを伝え続けていることを、すごく名誉なことだと思っているんだ。これからもみんなを楽しませ、ハッピーにしていきたいと願っているよ。

(シェマーさんとも相変わらず仲がよさそうで安心しました)

マシュー: シェマーはいまだにぼくからお金を借りっぱなしだからね。本当なんだ、真面目にだよ!(笑)

襟元のピンにご注目

――歴代キャストの中から、友だち、恋人、絶対に関わりたくない人を選ぶとしたら?

マシュー: 簡単だよ! ブラウンシュガー、ブラウンシュガー、そして最後もブラウンシュガーだ!(笑) うそうそ、これはジョークね。これは役として選べばいいの? どっちもやろうか!
現実の世界、ぼくとして、親友はジョー(・マンテーニャ、ロッシ役)だね。恋人はジェニファー・ラヴ・ヒューイット! 役名が思い出せないんだけど、90年代は彼女に夢中だったから。絶対に関わりたくないのは……スタッフも含めていい? ひとりいるんだよね、嫌なやつが。冗談、冗談!(笑) うーん……ぼく自身かな!
リードにとって、親友はやっぱりシェマー、ブラウンシュガーだよね。恋に落ちるならジェニファー・ジャロウ! 絶対に関わりたくないのは、彼自身だろうね(笑)。

「クリミナル・マインド」

JJとリード
© 2004 Touchstone Television. All rights reserved.

(いずれにしても、ご自身とは関わりたくないということですね。笑)

マシュー: 「マルクス兄弟※」のグルーチョ・マルクスが良い言葉を遺しているよ。「ぼくをメンバーとして迎えるような会のメンバーには、絶対になりたくない」ってね。

※マルクス兄弟 …… グルーチョを含む5人の兄弟から成る、20世紀に活躍した米コメディアンたち。

――昨年10月に起きた米ラスベガス銃乱射事件後、現地出身とのことですぐにチャリティを興されましたね。「クリミナル・マインド」は、まさにテロとも戦う内容ですが、その立場からできることに、どんなことがあると感じていますか?

マシュー: 10月の事件は、まったくの悲劇だった。地元に起こったことを思うと、胸が痛むよ。だからこそ自分としても、何かしたいと思ったんだ。番組としては、暗い闇ではなくて愛、希望をメッセージとして伝えたいと思っているんだ。番組や現実、ツイッターやチャリティTシャツ、どんな方法であってもいい、たとえば街中で困っている人をちょっと手助けするようなことでも。楽観できるような“オプティミズム”を広げていきたいと思っているよ。

――WOWOWにて韓国版リメイクの「クリミナル・マインド:KOREA」が放送中です。ご覧になったことは?

マシュー: 観たことはないんだけど、女性がぼくの役を演じているんだって? これはジョークだけど(笑)、評判は聞いているよ。韓国では、エミー賞を獲ったぼくの出演作(テレビ映画)「The Beauty Inside(原題)」もリメイクされたんだってね。韓国には行ったことがないけれど、光栄だよ。興味はあるんだ。
(シモンズ役ダニエル・ヘニーと一緒に訪ねれば?との提案に)そうだよね、彼は2週間ごとに韓国へ行っているもんね(笑)。ダニエル大好き、いいやつなんだ。

(インタビューその2へ続く)

■放送情報:

©ABC Studios

「クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪」シーズン 1
Dlife にて、(二)8 月 20 日(月)スタート 毎週月曜~水曜 22:00~22:54

「クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪」シーズン 9
Dlife にて、(二)毎週日曜日 21:00~22:00 (字)毎週土曜日 24:00~25:00
好評放送中!

「クリミナル・マインド13 FBI行動分析課」
9月4日(火)WOWOWで放送スタート予定

「クリミナル・マインド シーズン11」
スーパー!ドラマTVにて、8/13(月)22:00 CSベーシック初放送スタート