イギリスの人気歌手エリー・ゴールディングが、ボランティアと音楽が融合したイベント「RockCorps supported by JT」出演のため来日を果たした。
2010年にリリースしたデビュー・アルバム「ライツ」は全英1位、シングル「ライツ」は全米2位の大ヒットを記録。そして2012年リリースのセカンド・アルバム「ハルシオン」も全英1位を獲得と、エレクトロポップの歌姫として一躍世界的シンガーとなったエリー・ゴールディング。
2015年のバレンタインに公開され、世界中で大ヒットした映画「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のサウンドトラックに収録された「ラヴ・ミー・ライク・ユー・ドゥ」は、70の国と地域のiTunesで1位、全米3位を獲得する大ヒットに。シングルの全世界売上数は2,500万以上。これらの大成功を糧に、2015年に決意の新作「デリリアム」をリリースし、こちらも大ヒットを記録した。
そんなエリー・ゴールディングに、TVグルーヴは単独インタビューを実施。ボランティア活動、慈善活動、そして現在制作中の新アルバムについてたっぷりと語ってもらった。
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――久々の来日はいかがですか?日本でされたことなどはありますか?
とっても楽しんでいるわ!日本の人々、興奮するような街並みが大好きなの。私が日本に来ると、友だちみんなが羨ましいってメールをしてくるのよ。本当に日本に来れてうれしいわ。
――ゲームセンターにも行かれていましたよね?いかがでしたか?
そうなの!イギリスには日本のようなゲームセンターがないのよ。そこでファンたちにも会えたわ!
――今回「RockCorps」には初参加ということですが、4時間ボランティア活動をして音楽イベントに参加できる「RockCorps」の仕組みについてどう思われますか?
このコンセプトは本当にすばらしいものだと感じるわ。もっとこういった音楽フェスが増えていくべきだと思います。社会に貢献すること、他の人と交流することはとても大切なことだと思います。私も「RockCorps」のようなコンサートや音楽フェスに参加しています。ボランティアに対して強い想いを持っているので、非常に強く共感できます。なので今回オファーをいただいた時は即答させてもらったわ。
I had a great time helping 40 volunteers to clean up a park in Tokyo today, picking up plastics, as part of @RockCorpsJapan. Can’t wait to celebrate with you all tomorrow #RockCorpsJapan pic.twitter.com/QTKhxa9zD2
— Ellie Goulding (@elliegoulding) August 31, 2018
――エリーさんは慈善活動にも積極的ですよね。具体的にどのような慈善活動をしているか教えていただけますか?
ロンドンの路上で生活している方たちのための活動をしているわ。住む場所やホステルなどを援助し彼らがまた社会で生きていけるよう、よりよくするために手助けしているの。また教育を受け、履歴書を書くことを手伝い、仕事を見つけ、そしてまた友人を作れるように。またロンドンのホームレスの方たちのためにクリスマスの時期のボランティアもやっているわ。そして「WWF(世界自然保護基金)」や「グリーンピース」、「国連」の活動にも参加していて、犯罪防止、プラスチック問題を解決すること、海の清掃なども行っているわ。私の目標は、世の中のことに若い人々が声をあげ、思慮深くなり、環境問題について考えてくれることなの。
――2011年の東日本大震災以降、日本では多くの自然災害などが起きているのですが、そういったニュースを見たり聞いたりしたときの感想をお聞かせください。
東日本大震災のニュースを聞いた時、非常にショックを受けたのを覚えています。大きな被害で大勢の方々が亡くなり、家を失われました。そういった意味でも非常に心に残りました。また、人のために活動している方も多かったのではないかと思います。みなさん助け合って支え合ったと思います。残念ながら自然災害は今後も起こりますが、そういう時こそみんなで支え合っていくことが大切だと思います。他の国からの援助からも多かったと思います。日本に対して十分なサポートがあったと聞いて、非常にうれしく思いました。そして日本人のみなさんの精神の強さ、支え合う気持ちに非常に心を打たれました。
――日本でもエリーさんのヒット曲「ラヴ・ミー・ライク・ユー・ドゥ」が人気で今回披露してくださいますよね。今回の「RockCorps」でのパフォーマンスの意気込みを教えていただけますか?
私も「ラヴ・ミー・ライク・ユー・ドゥ」が大好きよ。最初は映画「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」の主題歌としてリリースしたのですが、そのうち一人歩きして、今ではどこへ行っても歌うとみんなによろこんでいただいています。幸せを運んでくれる曲かなと思います。美しくて、よろこびに溢れるラブソングで、そしてシンプルな曲というのが私のお気に入りポイントです。今でもこの曲を歌うのが大好きですし、楽しみながら歌うことができます。ファンのみんなには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。しばらく新曲を出していませんが、近々アルバムもリリースするので楽しみにしていてください。
【動画】「ラヴ・ミー・ライク・ユー・ドゥ」
――エリーさんは2010年に「ライツ」、2012年に「ハルシオン」、2016年に「デリリアム」をリリースし、どれも大ヒットを飛ばしましたよね。現在制作中の新アルバムについて、コンセプトなど教えていただけますか?
新アルバムも作詞スタイルやテーマについてはこれまでと似たものがあると感じるの。いつも自分が感じたものや恋愛について、そして人の行動に魅了されるからそういったことについて曲を作るの。自分のことはもちろん、友人、家族、ツアーで出会う人々のシチュエーションを参考にしてね。新アルバムのほとんどの曲が恋愛がベースなの。自分が歌詞を書く時、恋愛や失恋について書くのはとても興味深いことだと感じたの。でも失恋というのは私のことではないわよ(笑)。私は幸せいっぱいだから大丈夫(笑)。
――エリーさんというと、エレクトロポップのサウンドが特徴的ですが、新アルバムもそういったサウンドになりそうですか?
新アルバムはこれまでよりエレクトロポップのサウンドは減るけれど、私はポップアーティストだから、ポップのレコードにはなると思うわ。
(インタビュー終わり)
エリー・ゴールディング日本公式HP⇒ https://www.universal-music.co.jp/elliegoulding/