「クリミナル・マインド」マシュー・グレイ・ギュブラー、「もう囚われの姫君とは呼ばせない！」演じるDrリードの進化を語る、来日インタビュー（2/2）[ネタバレ]

人気海外ドラマ「クリミナル・マインド」より、スペンサー・リード役を演じるマシュー・グレイ・ギュブラー（38）が2年ぶりに来日。TVGrooveのインタビューに応じてくれた。

ご存じ「クリミナル・マインド」は、犯人の行動を分析＝プロファイルすることによって、凶悪事件を解決に導くFBIの活躍を描いた人気ドラマ。マシュー・グレイ・ギュブラーは、シーズン1よりIQ187の天才捜査官“ドクター”スペンサー・リード役を演じている。

WOWOWでは、9月4日より「クリミナル・マインド13　シーズFBI行動分析課」の放送が決定。インタビューでは、シーズン12の内容を振り返りつつ、新シーズンの見どころを語ってもらった。

マシュー・グレイ・ギュブラー、「クリミナル・マインド」キャストから親友・恋人・関わりたくない人を選ぶとすれば？ジョーク満載、爆笑来日インタビュー（1/2）

2018年8月10日

※一部の回答に、シーズン12のネタバレを含みます。

マシュー・グレイ・ギュブラー、富士山を背負う

――本日の靴下は？

マシュー：　ツキジ・マーケットの魚と、神戸ステーキ（笑）。必ず別々の靴下を履くんだ。その方が楽だからね。

――「クリミナル・マインド」もシーズン14に。番組開始当時の自分にアドバイスを与えるとしたら？

マシュー：　「脚本家に、自分はたくさん台詞が覚えられるとアピールするな」。他の役の分の台詞までまわされるようになるからね（笑）。半分はジョークなんだけど……どうかな。アドバイスするなら、楽しめって伝えたい。
（いまも楽しんでいらっしゃいますよね、との言葉に）だよね（笑）。でもときどき、深刻すぎる場面にまともにぶつかりすぎて、リードの役を演じることで鬱っぽくなることもあるんだ。

天才を演じるのもラクじゃない

――14年間続けてきて、印象的なエピソードは？

マシュー：　リードの変化という意味では、シーズン12の収監をめぐるストーリーラインは印象的だ。シーズン1の第6話「スナイパー（原題：L.D.S.K.）」は、初めて人を撃って、自分の身を護ることを覚えたエピソードだったね（笑）。これらのエピソードは、リードにとって転換点だったね。

（かつてのインタビューで、リードのことを「囚われの姫君のようだ」と呼んだことがありました）

マシュー：　そのイメージも変わったよ。シーズン12で収監されて、そのことで大きく変化した。自分の動物的本能を上手に抑えられるようになったんだ。もう囚われの姫君とは言わせないよ。

「囚われの姫君」時代
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――この夏から日本で放送を開始するシーズン13で、リードが成長した部分は？

マシュー：　釈放されて、BAUに戻った。チームの一員として活動しながら、残るべきか離れるべきかという悩みを抱えることになる。教師の道か、プロファイラーか、世の中に貢献するにはどうすることがベストなのか。これまでとは異なる、内なる“戦い”が生まれることになるよ。

――シーズン13では、第17話「The Capilanos（原題、邦題未定※8/13時点）」を監督されていますね。このエピソードはどんな内容ですか？

マシュー：　人殺しピエロの話なんだ。実は4年間温め続けてきたストーリーでもあるんだけど、ようやく形にできたよ。やっといい脚本ができた。何を誇りに思うって、自分自身を怖がらせることに成功した点なんだ。いまでも1週間に一度は、ベッドの下にピエロがいるんじゃないかと怖くなる。自分で作りだしたものに脅えるなんて、ってその後には笑えてきちゃうんだけど（笑）。
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（今後、監督を務める機会があったとして、題材にしたいネタは？）

マシュー：　ずっとやりたいと思っていたのは、雪男！　ネパールのモンスター、ビッグフットと呼ばれている怪物のことだよ。もしくは深海生物とか。そうだね、ぼくは「X-ファイル」に出た方がいいのかもね（笑）。