世界No.1スーパー・ガールズ・グループ=リトル・ミックスの軌跡&最新アルバム『LM5』の魅力に迫る

UKポップス界の頂点に君臨するガールズ・グループ「リトル・ミックス」が、2018年11月16日(金)待望のニューアルバム『LM5』を世界同時リリースする。

このコラムでは、結成から7年、さまざまな記録を塗り替える、めざましい活躍で遂にポップス界のトップに上り詰めた彼女たちの軌跡を振り返るとともに、最新作『LM5』の全貌に迫る。

人気オーディション番組「X ファクター」で優勝! デビュー以降、怒涛の快進撃でUKポップス界の頂点へ

リトル・ミックスは、2011年、英人気オーディション番組「X ファクターUK」で番組史上初のグループ優勝。鮮烈なデビューを果たした彼女たちは、その後、人々を夢中にさせる優れた楽曲やアルバムを次々にリリースし、UK音楽史のさまざまな記録を塗り替えていく。

これまでの全世界トータル・セールスは4,500万枚、動画総再生35億回。リリースしたアルバム4作全てがUKチャートトップ5入りを果たした。

2016年にリリースしたアルバム『グローリー・デイズ』は、4作目にしてキャリア初の全英チャート1位を獲得。さらに、同チャート計5週1位を記録し、デスティニーズ・チャイルドを押さえ、<全英アルバム・チャートにおいて今世紀最多週1位を獲得したガールズ・グループ>という記録を打ち立てた。

卓越したライヴ・パフォーマンス

リトル・ミックスは、そのライヴ・パフォーマンス力も高く評価されている。

リトル・ミックスが2016年、2017年に行った UK・アイルランドのアリーナ・ツアーは2年連続で<UK 最大規模のアリーナ・ツアー>に認定。今年3月に幕張メッセで開催された<POPSPRING ‘18>ではヘッドライナーを務めた。

さらに、今年の10月には彼女たちの原点ともいえる「X ファクターUK」に出演。最新アルバム『LM5』からの1st シングル「ウーマン・ライク・ミー feat. ニッキー・ミナージュ」をパフォーマンスし、パワフルな歌唱とダンスで観客を圧倒した。

Little Mix – Woman Like Me ft. Nicki Minaj (Live on The X Factor)

 

全ての“女性(ウーマン)”へ捧ぐ、最強エンパワーメント・アルバム『LM5』ついにリリース

大ヒットを記録した前作『グローリー・デイズ』から2年、リトル・ミックス待望のニューアルバム『LM5』がついに11月16日(金)に世界同時リリースとなる。

先行して公開されたヴィジュアルで、リトル・ミックスの4人は、ナチュラル・メイクとシックなファッションをまとい、より一段と洗練されたイメージへと変身しており、どのようなアルバムに仕上がっているのか、否が応でも期待が高まる。

リトル・ミックス『LM5』国内盤ジャケット写真

アルバム・リリースに先駆けて到着した、メンバーのジェイド・サールウォールレイ・アン・ピノックのインタビューから、アルバムの魅力に迫ってみたい。

“女性のエンパワーメント”

まずリトル・ミックスは新作でどのような方向性を目指したのか? どんなことをテーマにしようと思ったのか? ジェイドの口から真っ先に飛び出したのは、「女性のエンパワーメント」というキーワードだ。

今回はまず第一に、女性のエンパワーメントを主題にしようと最初から決めていたわ。とにかく“女性”というのが大きなテーマで、女性としての私たちがどんな風に感じているのかを表現したかった。そういうアルバムを作ることが、私たちにとってはすごく重要だったの。なぜって、ソーシャルメディアなんかが大きな影響力を持っている今の時代、女性たちはすごく大変なプレッシャーを感じている。女性のルックスはこうじゃなくちゃいけないとか、女性はこう行動しなくちゃいけないとか、色んな基準を押しつけられていて。と同時に、最近は女性たちが団結してお互いを支えようというムーヴメントも、盛り上がっているわよね。だから、そういう世の中の動きをアルバムに反映させたかったの。

― ジェイド

自分たちがやりたいことに徹底してこだわった

今作『LM5』で、リトル・ミックスの4人はエグゼキュティヴ・プロデューサーとして主導権を握り、制作のあらゆる過程において積極的に関与して、徹底的に自分たちが実現したいものにこだわったという。その結果、どのようなアルバムに仕上がったのだろうか?

サウンド面では私たちが最近聴いていて、ハマっていた音楽の影響が強く表れているわ。だからこそ、このアルバムは私のお気に入りなの。私たち自身が実際に“聴きたい!”と思う曲が集まっていて、私たち自身の音楽嗜好がしっかり反映されている。だからこそさっきも、自分たち独自のサウンドを確立できたと言ったのよ。

ー レイ・アン

ファッション面でも変化が

今作のアルバム・ジャケットでは、リトル・ミックスの4人のファッションはとてもカジュアルで、シンプルなヴィジュアルを志向しているように見える。ファッション、ヴィジュアル面ではどのような方向を目指したのだろうか?

リトル・ミックス『LM5』配信(輸入デラックス盤)ジャケット写真

そうね。このアルバムにまつわるヴィジュアルでは、とことんナチュラルであることを意識していて、自分たちのオーセンティックな姿を提示しようとしているの。こういうタイプのヴィジュアルを作るのは初めてなのよね。いつもすごくグラマラスに装っていたから。でも今回はいらないものを全部はぎ取って、シンプルで、いつもよりハイエンドなファッション志向で、ありのままの自分を見せたかった。さっきも言ったけど、ソーシャルメディアの影響で女性の外見に対するプレッシャーが高まっている中で、ありのままのナチュラルな自分を見せることに私たちは全然抵抗を感じないし、それでいいんだってことを訴えたかったのよ。

― ジェイド

先行シングル「ウーマン・ライク・ミーfeat. ニッキー・ミナージュ」について

アルバムのリリースに先立ちリリースされたリード・シングル「ウーマン・ライク・ミーfeat. ニッキー・ミナージュ」は、デビュー当時からコラボレーションを熱望していたニッキー・ミナージュとの共演ということでも話題になっている。この曲のタイトルには“Girl”ではなく“Woman”という言葉が使われているが、これはやはり彼女たちの中で起きている変化が反映されているのだろうか?

Little Mix – Woman Like Me (Official Video) ft. Nicki Minaj

そうね。そもそもエド・シーランとジェス・グリンが書いてくれた曲なんだけど、それをみんなで聴いて、惚れ込んで、あとから少し歌詞に手を加えて、さらに私たちらしい曲にしたの。要するに、自分たち自身が望む女性になればいいのだと歌っているのよ。他人が押しつけるイメージに合わせるんじゃなくて。

ここ1年間で私たち全員が以前よりも遥かに強くなって、色んな問題について、中でも特に女性のエンパワーメントについて、積極的に語りたいという意欲がグっと増したの。ここにきて私たちは、他人に何を言われようと全く構わないって思えるくらいに、自分たちに大きな自信を持てるようになったのよ。すごく時間はかかったけど、うん、ここ1年ですごく逞しくなったと思うわ。

― レイ・アン

新しいヴォーカルのスタイルが誕生?

新アルバムでは、ラップをするようなパートなど、新鮮なスタイルが随所にみられる。ヴォーカル面ではどのようなアプローチで臨んだのだろうか?

今回はただ、何か新しいことをして実験したかったんだと思う。そしてファンにサプライズを用意したかった。だから無理やり取り入れたわけじゃなくて、ほんと、すごく自然にこういうスタイルが出てきたのよ。そういう意味では、ありのままの自分たちを見せるというヴィジュアルの考えにも通ずるんじゃないかな。歌詞でもリアルな事柄について取り上げているし。ほら、新しい時代に突入したわけだから、これまでとはやり方を変えて、新しいことに挑戦しなくちゃ。

― ジェイド

「ワサビ」という曲に込められた深~い意味とは?

新アルバムには「Wasabi / ワサビ」という曲が収録されている。日本人なら、とても気になってしまうところだが、この曲はどのようにして生まれたのか? そして、どういう思いが込められているのか?

えっと、当時私はスタジオにいて、ちょうどシャンという名前のスタッフの女性が一緒にいたのよ。で、彼女はお寿司を食べていたんだけど、ワサビをとらずに食べていて、私はびっくりして「どうしたらそんなにたくさん平気でワサビが食べられるの?」って訊いたの。「鋼鉄製の舌の持ち主でなきゃ無理だわ!」って、すごく不思議に思ったのよ。私だったらきっとワサビを吐き出しちゃっただろうから。そんな出来事がきっかけで生まれた曲なの(笑)。マスコミとの関係をテーマにしていて、マスコミは私たちについてものすごくいいことを書いたかと思えば、次の瞬間めちゃくちゃひどいことを書いたりするでしょ。でも、今やそんなことはどうでもいいと思える境地に達しているのだと、歌っているのよ。個人的には、この曲で日本のアーティストとコラボレーションができればいいなって思っているんだけど。それができたらクールよね。

ー ジェイド

日本のファンへメッセージ

「みんなに新しいアルバムをいよいよ聴いてもらえるっていうことに、私たちはすごくエキサイトしているわ。長い間忍耐強く待っていてくれてありがとう!来年にでも日本にまた行って、ファンのみんなに会えたらって願っているわ。アリガトウ。ミンナダイスキ!ほんと、みんなのことが大好きだし、いつも応援してくれてありがとう!」

― ジェイド

「いつも応援してくれて本当にありがとう。日本のファンは本当に熱くて、みんなのことが大好きだし、アルバムを気に入ってくれるよう願っているわ!」

― レイ・アン

リリース情報

これが私たちのオトナ宣言!
世界No.1スーパー・ガールズ・グループ=リトル・ミックス
全ての“女性(ウーマン)”へ捧ぐ、最強エンパワーメント・アルバム!『LM5』 11/16(金)世界同時リリース

リトル・ミックス
5th ALBUM『LM5』

リトル・ミックス『LM5』

2018年11月16日(金)全世界同時発売
●SICP-5915 ●¥2,200+税
●国内盤ボーナス・トラック収録
●初回仕様限定のみスペシャル・パッケージ / ロゴ・ステッカー封入

『LM5』1st シングル「ウーマン・ライク・ミー feat. ニッキー・ミナージュ」絶好調!

女性グループとして史上初&唯一のiTunes ワールドワイド・チャート1位獲得!
日本 iTunes ポップ・チャート1位!
LINE MUSIC リアルタイム・ランキング3位!

10/12(金)、新作からのファースト・シングルであり、約1年ぶりの新曲となる「ウーマン・ライク・ミー feat. ニッキー・ミナージュ」をリリース。同曲は<女の子>から<女性>へと成長した4人の、新たな一章の幕開けにふさわしい1曲となっており、デビュー当時からコラボレーションを熱望していたニッキー・ミナージュと念願の共演がかない、まさに“パワフルな女性”を代表する2アーティストの強力タッグが実現。ソングライティングには、兼ねてからリトル・ミックスのファンを公言しているエド・シーラン、過去にも共作を果たしている UK 出身シンガー・ソングライター=ジェス・グリン、更にはこれまでワン・ダイレクションや P!NK の楽曲も手掛けている大物プロデューサー=スティーヴ・マックが手掛けた、超ゴールデン・チームによる制作となった。男性に対し、「私はハッキリと物事を言うし、欠点もあるけれど、ありのままの私を受け入れるべき!」と、強い芯を持った女性の気持ちを代弁したレゲエ・ポップ調のフィーメール・アンセムとして、リリース日から大きな注目を集め、女性グループとしては史上初&唯一の快挙となった iTunes ワールドワイド・チャート1位を獲得し、ここ日本でもiTunes ポップ・チャート1位、LINE MUSIC リアルタイム・ランキングでも3位を記録するという好発進を切った。

『LM5』収録楽曲

  1. The National Manthem / ザ・ナショナル・マンセム
  2. Woman Like Me feat. Nicki Minaj / ウーマン・ライク・ミー feat. ニッキー・ミナージュ
  3. Think About Us / シンク・アバウト・アス
  4. Strip feat. Sharaya J / ストリップ feat. シャラヤ・J
  5. Monster In Me / モンスター・インー・ミー
  6. Joan Of Arc / ジョーン・オブ・アーク
  7. Love A Girl Right / ラヴ・ア・ガール・ライト
  8. American Boy / アメリカン・ボーイ
  9. Told You So / トールド・ユー・ソウ
  10.  Wasabi / ワサビ
  11.  More Than Words feat. Kamille / モア・ザン・ワーズ feat. カミーユ
  12.  Motivate / モーティヴェイト
  13.  Notice /ノーティス
  14.  The Cure / ザ・キュアー
  15.  Forget You Not / フォーゲット・ユー・ノット *
  16.  Woman’s World / ウーマンズ・ワールド *
  17.  The Cure (Stripped) / ザ・キュアー (ストリップド) *
  18.  Only You (with Cheat Codes) / オンリー・ユー (with チート・コーズ) *
  19.  Only You (Acoustic) / オンリー・ユー(アコースティック)★

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