アンジェリーナ・ジョリー(43)が、ブラッド・ピット(54)に対し、離婚を申請してから約2年、ここへきて財産分与が争点に。婚前契約がなかったために、事態が複雑化している。
ハリウッドを代表するカップルだったアンジェリーナ・ジョリー&ブラッド・ピットだが、実のところ、その稼ぎには大きな差があったという。しかし今月になって、アンジェリーナが養育費の不足を訴え出るまで、離婚に際して財産に関するもめ事は一切表面化してこなかった。これまでブラッド・ピットは、住宅購入費800万ドル(約88億円)の貸与に加え、130万ドル(約1億4千万円)を養育費として支払っており、これといってアンジーからは文句もなかったと米TMZが伝えている。
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーは、婚前契約を結んでいなかった。これはつまり、婚姻期間中に得た財産は、キッチリ二分割すべきと法で定められている。しかし問題は、ふたりが正式に籍を入れたのが、2004年に関係をスタートさせてから10年も経過した、2014年であるということだ。
アンジェリーナ・ジョリーが、事実婚状態だった期間も含め、12年分の財産分与を希望するとなれば、ブラッド・ピットが彼女を養うことに同意したことを証明しなくてはならない。しかしブラッド側にしてみれば、この話自体「笑止千万」そのもので、「お互い豊かなのにそんな決め事をするわけがない」と意にも介さない態度だとか。
ブラッド・ピットは2006年、彼とアンジェリーナ・ジョリーは、米カリフォルニアにおいて同性婚が合法化されるまで、結婚しないと宣言していた。もしこのときふたりが結婚していれば、「アンジェリーナ・ジョリーは莫大な財産を得ていただろうに」と同メディアはまとめている。