マドンナ(60)が、MTV主催のVideo Music Awards(VMA)にて行った、故アレサ・フランクリン追悼のスピーチに批判。遺族の反応は?
8月20日に行われた授賞式にて、マドンナは最優秀ビデオ賞のプレゼンターとして登壇。4日前に亡くなった、歌手アレサ・フランクリンを追悼するスピーチを行った。
しかし彼女がステージで語ったストーリーは、ほとんどアレサに関係のない、スターダムに上り詰めるまでの個人的な思い出話。「過去のオーディションで、アレサ・フランクリンの楽曲を歌った」という一点のみが故人に関するエピソードだ。長いスピーチの最後には、マドンナ本人も「なぜ私がこんな話をしたのか、みんな不思議に思っているでしょうね」と述べていた。
ちなみにTVLineによれば、アレサ・フランクリンは生前、1986年と1987年に、VMAにノミネートされていた。マドンナのスピーチは評判が悪く、「これがトリビュート?」と批判を浴びることに。これに対してマドンナは、SNSを通じて「追悼のつもりはなかった」と釈明を行った。
マドンナいわく、プレゼンターとして登場するにあたり、アワード側から「アレサ・フランクリンに関するエピソードを披露して」と頼まれたというだけのこと。「トリビュート」としての意図はなかったと強調した。
一方で、アレサ・フランクリンの遺族の反応は? 米TMZによれば、彼らは特にマドンナのスピーチについて、怒りは感じていないという。故人の甥ティム・フランクリンによると、遺族だけでなく、「アレサ自身も意に介さなかっただろう」とのこと。ファンに対して、「アレサはどんなトリビュートよりも偉大な存在で、ファンはそう神経質になるべきじゃない」とのメッセージを送っている。