人気歌手レディー・ガガが、スターとしての精神面での苦悩について語った。E!Newsなどが伝えている。
「Los Angeles Times」のインタビューに応じたレディー・ガガ。その中でガガは、今年公開の新作映画「アリー スター誕生」でのキャラクターや、共演者ブラッドリー・クーパーについて語った。
ガガは「役では私がまさにいるべき場所に連れてってくれるの。なぜなら私のキャラクターのアリーは、自分がどんなに醜いかについて語るんだけど、それはまさに私だったの。私はすごく不安定なのよ」と、スターを夢見るアリーの不安定な性格がまさに自分と一致していたという。
しかし、ガガはいつも不安に悩まされているわけではない。それは「リトル・モンスター」と呼ばれる彼女のファンのサポートによるところが大きいという。
「正直に言うと、ファンが幸せでいる姿を見ることが私が本当に美しいと感じる瞬間なの。私の作品によって彼らの人生が変わったと聞かされるとき、私は自分が美しいと感じられるのよ。私はたくさんの映画に出演して、たくさんの曲を出して、それに対してみんな『彼女はとっても美しい』っていってくれるけど、それはあくまで外見についてでしょ。本当に私が望むのはそうじゃないの。私は彼らに、『あなたの映画を観て泣きました。そして自分について何かを学びました』って言ってほしいの」
また歌手としてガガは、「パフォーマーになるということはすごく孤独なの。パフォーマンスをするのは私だけだから。だから誰も理解してくれないように感じるの」と、スターならではの孤独についても明かした。
しかしガガはアリーと自分との違いについても語った。「私たちがアリーに出会ったとき、彼女は自分自身をあきらめかけていたの。それは私とはかなり違う部分ね。私はどんな可能性もあきらめなかった。実際、もし今日ここに座っていなくて、たくさんのレコードも売っていなかったら、私はまだバーでピアノを弾きながら歌っていたでしょうね」「音楽をやるため、バーからバーへとピアノを移動させていたわ。ギグをやるためにニセモノのマネージャーを呼んだりもした。私は自分はやれるって本当に信じていたの。そして達成するまでやめることはなかったわ!」と、夢を達成させるためずっと自分を信じてきたというすばらしいエピソードを明かした。
レディー・ガガのとブラッドリー・クーパーの新作映画「アリー スター誕生」は、12月21日全国ロードショー。