歌手のレディー・ガガ(32)が、過去にレイプされた事件を振り返り今でも悩まされ続けていると語った。
2014年のインタビューで、自身が19歳の頃レイプ被害に遭ったことを明かしたレディー・ガガ。その後遺症として、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていることも、2016年にカミングアウトし、今でもトラウマと戦っていることを話した。
今回ガガはVogue10月号の表紙巻頭インタビューにて、19歳の時に受けたレイプにより今でも苦しみが消えないことを赤裸々に告白。
「誰にも言えなかったの。頭の中から消去しようとしちゃうほどだった。でも最終的に気付いたら、それ(レイプ被害の経験)は大きくて、醜いモンスターのようだった。傷を癒すには、そのモンスターと対面しなくてはならなかった」と、事件を振り返ったガガ。
今でも患っているというPTSDに関しては「私の精神疾患に関して、初期の頃の半分の悩みは“心に大きな痛みを感じているのに、世界に嘘をついている”というものだった。だからPTSDのことをカミングアウトしたの。これ以上隠すことはしたくなかったから」と、病気を告白した理由も話した。
PTSDとは実際にどんなものなのか。ガガは「ローラーコースターに乗って、鋭い傾斜をはやい速度で落ちる瞬間あるじゃない?胃に恐怖を感じるとき。横隔膜が上がって。そんな感じで、息ができなくなって身体全体にけいれんが起きて、涙が出てくる。それがトラウマ被害者の日常で、それって・・・みじめよ。私がいつも例えるのは、トラウマ自体が脳を持っていて、私がしようとすることに対して別の事を考えてると言っているわ」と、生々しくPTSDを描写した。
また、持病である線維筋痛症(全身に強い痛みを感じる病気)についても「線維筋痛症が本当に存在するって信じないひとに腹が立つわ」「もっと思いやりを持つべきよ。慢性的な痛みは笑えない。毎日、自分の
体調が分からないまま起きるのよ」と、日々病気と戦っていることを話した。