先日、サセックス公夫妻ヘンリー王子(34)と、メーガン妃(37)が、第一子を授かったことが発表された。しかし生まれてくる子は父親のように、「王子(Prince)」や、「王女(Princess)」の敬称を持たないという。いったいなぜ?
さかのぼること1917年、現君主エリザベス女王(92)の祖父である当時の君主ジョージ5世は、敬称を持てる王室メンバーを制限した。
Daily Mailがくだけて訳したところによれば、「みんな、ごめんね。全員が余ほどクールになれるってわけじゃないんだ」というスタンスだが、正式には「君主の息子の子(=孫)は、ウェールズ公の長男の子のみが、敬称を抱くものとする」という取り決めが存在する。
現在のウェールズ公(The Prince of Wales)は、エリザベス女王の長男であるチャールズ王子(69)で、彼は次期王位継承者と見なされる。その長男であるウィリアム王子(36)の3人の子は、それぞれ王子や王女といった敬称を所持しているものの、次男ヘンリー王子の子はその限りではないのだ。
エリザベス女王の権限で、生まれてくるひ孫に対して何らかの敬称を与えることはできるが、現時点では不確定だ。もしふたりの第一子が男児ならば、現在ヘンリー王子が持っているダンバートン伯の称号を継ぐ可能性があり、二子以降の女児は“レディ”(ファーストネーム)・マウントバッテン=ウィンザーと呼ばれることとなるだろう。
反対に、第一子が女児、第二子以降が男児の場合は、“ロード”(ファーストネーム)・マウントバッテン=ウィンザー/(ファーストネーム)・マウントバッテン=ウィンザー卿と呼ばれる可能性などが紹介されている。